DATA
所在地 | 長崎県西海市西海町 |
発注者 | 旧西海町(現在、西海市) |
用途 | 公営住宅9戸、特定公共賃貸住宅3戸 |
構造・規模 | 木造(RH構法)、地上3階、12戸 |
竣工年 | 1999 |
INFORMATION
山荘風の大屋根住宅
長崎県内では初のRH構法による木造3階建て共同住宅。住棟1階の通り抜けピロティに面して、集会所(50㎡)を設けている。
建物全体を大屋根で覆ったダイナミックな形態としながらも、外部に面する柱、梁には耐火被覆材として杉材(厚45mm)を貼ると共に、廊下、バルコニーの手摺や妻壁にも積極的に木材を使用し、周辺の自然環境に馴染むよう配慮している。
全て標準世帯向けの3LDK(75㎡)で、南面3室を確保するとともに、ラーメン構造のメリットを生かし、通風・換気を十分確保している。また、通常室内に持ち込めないような様々な生活用具を置くスペースとして、北側の玄関スペースの延長に土間空間を設けている。
高齢者への対応として、オール電化方式を採用し、台所には電磁調理器を装備したクッキングヒーターを、給湯については、深夜電力を利用した電気温水器を全戸に設置している。
AMERICAN WOOD AWARD受賞
第12回建設大臣賞受賞