DATA
所在地 | 神奈川県海老名市 |
発注者 | 海老名市 |
敷地面積 | 約0.3ha |
用途 | 公営住宅(建替) |
構造・規模 | RC造 5階 |
延べ床面積 | 2,774.07㎡ |
竣工年 | 2015年 |
INFORMATION
海老名市営上河内住宅は、老朽化する杉久保団地(昭和39、41年建設)の非現地建替として、給食センター跡地に建設した公営住宅である。
住棟の1階の全ての住戸(7戸)を、障がい者向け公営住宅とし、障がい者、高齢者、子育てファミリーが暮らしやすいユニバーサルデザインに配慮した住戸、住棟、屋外計画を目指している。
定期借家制度(期限付き入居)を導入することによって、2次入居者(将来の入居者)は、一定程度の子育てファミリーの入居を想定し、3DK(72㎡)及び2DK(54㎡)と比較的大きな住戸を供給している。
住棟共用部分は、雨かかりが無くアプローチできる車寄せ、夜間も歩きやすいアプローチ空間、誰でもわかりやすいサイン計画、ちょっとくつろげるベンチの設置を行っている。
専用部分は、生活滞在時間の長いDKを共用廊下側に計画し、居住者の生活が共用廊下に表出しやすいように共用廊下に面して「見守り窓」を設け、居住者の孤立感を少しでも低減する住戸計画としている。
(第8回神奈川県バリアフリーまちづくり賞受賞)