DATA

所在地岩手県大槌町
発注者独立行政法人都市再生機構
敷地面積1,480㎡
用途災害公営住宅
構造・規模RC造・6建て
床面積1,618㎡
竣工年2017年
工期2016.10月~2017.12月

INFORMATION

槌町は東日本大震災の津波により甚大な被害を受けた。住宅地・市街地面積の約50%にあたる4km2が浸水し、3,878棟の家屋被害が生じた。海岸にほど近い町役場も津波にのみ込まれ、多くの町職員が犠牲になったことから、復興の遅れを懸念して大槌町とURは2012年に基本協定を締結、町内には当住宅を含む8地区の災害公営住宅をURが整備した。
当社は、土地区画整理事業でかさ上げされた、町の中心部である「町方地区」に2つの災害公営住宅(末広町住宅、当住宅)の基本検討に関与、当住宅については、目標工事費算定設計を含む基本設計等の業務を担当した。
計画地の周辺には、自噴井を中心とした御社地広場や「おしゃっち(図書館・交流施設)」、郵便局、商業店舗等が整備されており、町の賑わい拠点であることから、地域景観への貢献や住民が地域と繋がる機会の創出を図るために、住棟の一部に瓦葺きの庇を備えた店舗を設け、来訪者や地域住民にも広く開放された街角広場を整備した。屋上は防災倉庫を備えた津波浸水時の一時避難場所となっている。

SERVICE 建築設計 災害からの復興支援

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